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鈴の石橋製作ドキュメント 其の三
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まず、上手側からじっくり観てみましょう(*^-^*)
龍上手:ひゅ~♪
石橋中央:ふぉ~!初めて中央の部分をじっくりみました(;o;)
鳳凰下手:よがっだね~~(ToT)♪ 仕上がったね~~~!!!
さてさて、私<ふるふる>は、妹<鈴>が石橋をつくる時にどんなイメージを頭の中に描いていたのか興味があり、
いくつか質問をしてみました。
Q1.(ふる)石橋をつくる時、どういう風にデザインを決めていったの?
(鈴)勘緑さんから、目立つデザイン(シーサー等)の入った、沖縄らしい橋にしてほしいという注文がありましたが、あとは自由に考えさせてもらいました
背景幕がとってもカラフルな抽象画だったので、お互いが相殺し合わぬよう、着色もなく質素だが、石彫りの装飾が美しいどっしり構えた感じの橋にしようと考えました
(比謝橋は五連続アーチで美しいといわれる石橋でした、戦争にて破壊される)
もちろんアーチ状で
Q2.(ふる)下手が鳳凰と炎、上手が龍と雲にしたのはどうして?
(鈴)「チルー伝説」繋がりということで(!?)、龍と鳳凰も神話や伝説に由来する吉祥文様ですし、沖縄の建築物や工芸品にも頻繁に使用されていたので採用しました (両方とも見栄えがしますし、資料が豊富だったのでネ…)
(鈴)龍と雲や、鳳凰と炎は、よくある文様の組み合わせです
手摺の部分は、神社等 (橋・灯籠) でよく見受けられる形です このデザインは舞台でもしょっちゅう出てきてるんです 綺麗な形でしょ
Q3.(ふる)蝶々かわいいね。蝶々を潜ませたのには理由があるの?
蓮花とか他にも理由があったりこだわりがあるものはおしえて~。
(鈴)蝶々と蓮花が登場するのは、可愛いから…ただそれだけで いろいろデザインを考えているうち、蓮のつぼみが高欄の宝珠の形に見えてきました その結果が、見ての通りのデザインとなりました 以上、私の趣味も入ってます(;^_^A
(ふる)ほぉ~~。とても自由にデザインさせてくださったんですね。鈴もがんばってるんだなあ…。それで、最終段階の陰影がつくとどんな感じになるのかなぁ?
写真:陰影のついた石橋上手
(ふる)うわ~。
絵描きさんに手伝っていただいて陰影をつけていただくと、こんなに重みや質感が出るんだね。
びっくりして鳥肌が立ちました!!!
(鈴)陰影をつけてくださったのは絵描きさんです。東京以外で文楽の道具を仕切る会社の大先輩です。
ものの5~10分でちゃちゃっと仕上げていまいました(笑)さすが手慣れていますよね。いつもそうなんですよ。
(ふる)そっか、鈴はそうやってベテランの方の中でいろいろ勉強させていただいているんだね。よかったね。
それで…全体の写真は?
…ここしか撮ってない??そうなの???陰影のついた石橋の全体像が観たい!
…そう思っていたら知立市文化会館のプロデューサーの品川佳代さん、企画・構成・演出、そして人形浄瑠璃技芸員の吉田勘緑さん、
脚本・キーボードの佐原一哉さん、沖縄民謡歌手の古謝美佐子さんから掲載のOKをいただき、
このコーナーに舞台写真を掲載させていただけることになりました。ありがとうございます。
では、舞台の様子をお楽しみください。
知立市文化会館 人形浄瑠璃の可能性その① 2008年2月3日公演 撮影:小林脩造
Q4.舞台写真を観て、どんな気分ですか?
(鈴)舞台写真をみて、それにしても背景幕が派手だなぁ…と (製作した芸術家の方とはお知り合いなんです) 照明もカラフルですし、石橋を地味にしてよかったです
しかし、チルー伝説のお話しの中で、石橋は最も象徴的なものですから、蓮に竜と鳳凰の装飾彫刻で、荘厳な感じに仕上げてみました
但し、どーしても作品に個人的なセンスが入り交じってしましてね、ちょっとポップになってしまいました 蓮のお花と、竜の粒羅な瞳がお気に入り☆(;^_^A
兎に角、これで舞台全体が引き締まったと思います またひとつ個性的なお芝居と舞台美術が出来上がりました …とはいえ、直接お芝居を観ないことには納得できません ひとめみて「あ、失敗した」と思うかも!?(^^;
(ふる)私は素敵だと思うけど、プロは眼がきびしいのでしょうね(笑)
観たいですね。聴きたいですね。
私は、今年の夏に徳島で行われる公演があると聞いて、「徳島まで行って観ようかな…いやっ、絶対観たい!そう思ってます。」
詳細がわかったら、また皆さんにお知らせしたいと思います。
鈴は、フランス公演のスタッフとして同行するため3月1日に日本を旅立ちます。
公演の合間にステンドグラスの勉強に行くという、フランスの教会の様子を教えてもらうのが楽しみです。
そして、フランスの方が人形浄瑠璃の公演を観たらどんな反響があるのかとても楽しみにしています。
妹よ、気をつけていってらっしゃ~~い♪
番外編「沖縄女流歌人 吉屋チルー物語」
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「沖縄民謡」と「文楽人形」のコラボレーション
「沖縄女流歌人 吉屋チルー物語」
沖縄民謡の第1人者「古謝美佐子」と、人形浄瑠璃文楽座の「吉田勘緑」によって
「沖縄女流歌人吉屋チルー」の世界は作られます。
脚 本 佐原一哉
歌・語り 古謝美佐子 人形 吉田勘緑 演出 吉田勘緑
企画・制作 ちりゅう芸術創造協会(知立市文化会館)
構成・ストーリー
出演者は、歌と語りの古謝美佐子、キーボードの佐原一哉、
文楽人形は、幼少期から大人まで三世代の人形を吉田勘緑が遣います。
時は元禄、遥か昔の琉球のお話です。
沖縄本島の北、ヤンバルといわれる片田舎の富豪の農家に生まれたチルー、しかし父親がとんでもない男で、公金を使い込み、一家は借金地獄、生き地獄、夜逃げ同然で故郷のヤンバルを追われるはめになった。
やってきたのは読谷村。生活はさらに厳しくなり、チルーの両親はチルーを那覇の花の島(中島遊郭)に売ることを決める。このとき、チルー8歳。幼い心はぼろぼろに。
那覇に続く嘉手納との間にかけられた大きな橋は 私を渡そうとばかりに架けたものに違いない。
♪「恨む比謝橋や 情きねん人ぬ 我ん渡さと思てぃ 架きてぃ置ちぇさ」
(恨むべきは比謝橋よ、きっと情けの無い人が私を渡そうと思うばかりに、架けて置いたに違いない)
故郷を離れ、花の島の厳しい修行の毎日、チルーは年頃を迎え、それはそれはチュラカーギ(美人)な娘に成長し、お客が、チルーを我が物にしようと言い寄る 男が毎日毎日たくさんやってくる。しかし気高きチルーが心底惚れる男は現れません。「都の旦那衆よ、私(チルー)の作ったこの歌の、続きを作って詠んで見 せてください」
見事に続きを読んだ里主に、私はなびいてみせましょう・・・・。
♪「流りゆる水に、桜花浮きてぃ、色美らさあてぃど 掬てぃ見ちゃる」
(流れゆく水に、桜の花を浮かべてみたが、あまりの色の美しさに、掬ってみたよ)
チルーの歌に返した男はただ一人、中里按司という侍。その日からチルーの想いの日々が始まりました。
生まれて初めて 賭きたる恋がはじまります。
しかし、位の高い侍としがない遊女の恋は自由な逢瀬もままならず、ある日、按司から
の遠い島へ仕事で行くことになったと手紙が来る。
またもぼろぼろになったチルーは客もとらず、部屋に閉じこもったきり。自分の運命を恨み、何も食べぬ日が続き、病に伏してしまう。そんな、病床の夢の中、母親の夢を見る。
19となった年の暮れ、チルーの魂は あの天に輝く星となったのでしょうか。。。。。。
演奏される楽曲
「てぃんさぐぬ花」 「琉歌(トゥネー)」「恨む比謝橋」「琉歌 つらね」
「遊び仲風」「天じゃら」「童 神」
鈴の石橋製作ドキュメント 其の二
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さてさて、鈴の作業は続いております。
右側(上手側)のチョークだった石積みの模様も仕上がってきてますねえ。
だんだんと石で出来た橋の様にみえてきましたね~(*^-^*)
うぉぉ~!龍かっこいいじゃないかっ!感動~。
きゃあ~(@0@)☆ ちょうちょかわいい♪
じゃあ、左側はどうかな…
うぎょっ!!! どっどうした!?妹よっ!
そういえば、
(鈴)「残す鳳凰の部分に悪戦苦闘しております。」…って言ってたなぁ。
(鈴)「まだまだこれから(><)期限も間近、あぁ大変」…って。
白いチョークの下書きは…
ほっ…炎と石のとこだけじゃないかっ!!
大丈夫かっ!?妹よっ!
どうやら何度も書き直している様であります。
…ちょっと我らは休憩しましょう。
お茶でも飲みながらいっぷく…
”吉屋チルーさん”
いろいろ検索してみました。
いろいろな説はありましたが、昔沖縄で一生懸命に生きた、若くてせつない女流歌人さんの
物語なんだ…ということがわかりました。
いろいろ調べて余計にちんぷんかんぷんになった頃、妹と愛知県にある知立文化会館のプロデューサーの
品川さんから「助け船メール」がやってきました(^o^)=3
時は元禄(1688~1704)、遙かむかしのお話だそうです。
沖縄本島の北「ヤンバル」といわれる片田舎…
富豪の農家にチルーちゃんは生まれたそうです。
(ふる)「富豪なのになんで…?」
お父さんが公金を使い込み、夜逃げ同然でふるさとを追われるはめになったのだそうです。
この時チルーちゃんは8歳。
生活はさらに苦しくなり、一家の苦境をみかねたチルーちゃんは自分から「那覇の花の島」(遊郭)に
行くことを決意したのだそうです。
那覇につづく嘉手納との間にかけられた大きな橋(←この橋を我が妹が製作中なのかな?)
この大きな橋は、私を渡そうとばかりに架けたものに違いない。…と思って歌うのだそうです。
「♪恨むべきは比謝橋よ、きっと情けのない人が私を渡そうと思うばかりに架けていたにちがいない…」と。
ふるさとを離れ、花の島のきびしい修行…
チルーは年頃をむかえそれはそれはチュラカーギ(美人な)娘さんになり、
チルーを我がものにしようと遊郭へやってくる…
そんな日々の中でもチルーは純真な恋をしたのだそうです。
身分の違いでけっして結ばれることのない恋…
そして自由にならない我が身を嘆き悲しんだ。
ぼろぼろになったチルーは客もとらず…
自分の運命を恨み、何も食べず、病に伏してしまう…
そんな病床の夢のなか、チルーはお母さんの夢をみるのです。
この時チルーは19歳…せつないですね…
19歳でこの世を去ってしまう…
19歳になるまでにたくさんの歌をうたった
吉屋チルーという女流歌人のお話なのだそうです。
…せつない。
詳細>>
番外編「沖縄女流歌人 吉屋チルー物語」
…おっと、一服してるうちに妹の鳳凰はどうなったのでしょう?
ほ~っ♪チョークで下書きが…(^-^)
そして…
うわぁ~~♪すごい!
鳳凰が出来上がりました(*^o^*)~♪
かっこいい。
石橋の左半分(下手側)はどうなったでしょう??
わくわく♪わくわく♪
うひょ~~~♪♪♪
ブラボ~~~~~!
其の三は、鈴のインタビューと石橋全体の仕上がりぐあい、などなどお伝えしたいと思います。
=続=
吉田勘緑さん(人形浄瑠璃文学座技芸人)のHP
http://www.katch.ne.jp/~kenyumekayo/index.html
品川さん、いろいろとご協力ありがとうございます。
知立市文化会館(パティオ池鯉鮒)
http://www.katch.ne.jp/~patio/
鈴の石橋制作ドキュメント 其の一
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其の一
私の妹(古川鈴子・ふるかわれいこ)
(鈴)「勤務地は文楽劇場、小屋付きの大道具方(かた)です。絵描きも勉強中。普段から古典芸能をメインに働いております。」
お仕事は、大阪の文楽劇場、小屋付きの大道具方(かた)で、「すず」とか「すずちゃん」と呼ばれてるみたいです。
(*^-^*)(←よくわかってなかった姉ふるふる(笑))
(鈴)「先日、文楽の技芸員さんから、石橋(しゃっきょう)の発注を受けました。お芝居の内容ですが、沖縄の伝説を元にして作られた新作物で、デザインも含め新しく道具を製作しております」
先日公演のDVDを見せていただいた人形浄瑠璃の公演 写真(1)。
妹は先日、文楽の技芸員さん(人形遣いさん)から、
「沖縄女流歌人吉屋チルー物語」(チラシだと第2部)のお話の伝説がうまれた石橋(しゃっきょう)下記写真(2)を造るようにと頼まれたそうですo(^-^)o
今、ホントにひとりでデザインして、
ホントにひとりで製作しているそうです。(ひゃ~♪)
(鈴)「最後は絵描きの先生に手助けもしてもらうけどね。出来るところまでがんばってみます。」と言ってます。(尊敬のまなざし…。)
そう言ってメールに添付してくれたのが橋の右側の部分。

写真(3)…これ、鈴子が書いたの…?(驚嘆!!)
我が家は騒然となりました!!!(笑)
…鈴子はこんな事出来ちゃうの…(◎o◎)?!
全く仕事の内容を把握していなかった私は、びっくり仰天しました(笑)
(鈴)写真(3)は龍と雲の文様
写真(4)は龍アップの写真
写真(5)は蓮花のアタマの高欄と葉っぱ等の模様です。

(鈴)「映ってないけど、高欄の柄に蝶々も一匹潜ませました」…だそうです。
あっ…(^o^)!!写真(3)に蝶々が写ってますね…?
…これを書いたのは、お姉ちゃんより上手にお絵描きしたかったあの妹なのかっ……。びっくりたまげてます。(笑)
私が「スゴ~~~い♪」とメールをしたら、
(鈴)「龍と鳳凰の図案集や、神社仏閣の写真集を買い集め、それを頼りに参考にしつつアレンジして描いてたよ。褒めてくれてありがとv(^o^)」と返事が返って来ました。
(鈴)「白く見えるのは下書きのチョークです 最後に石橋らしく陰影をつければ仕上がりますが、マダマダこれから(><)期限も間近。あぁ大変。」だそうです。
頑張ってね~~っ♪
岡山から応援してるよ~~~♪
―続―
其の二は「沖縄女流歌人吉屋チルー物語について」と製作の続きをお伝えします。(^-^)v




























